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CSTAの気楽な日々

   

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Beatles : Abbey Road 邦題:ビートルズ:アビー・ロード


1969/09/26 (UK)
 1.Come Together
 2.Something
 3.Maxwell's Silver Hammer
 4.Oh! Darling
 5.Octopus's Garden
 6.I Want You (She's So Heavy)
 7.Here Comes the Sun
 8.Because
 9.You Never Give Me Your Money
10.Sun King
11.Mean Mr. Mustard
12.Polythene Pam
13.She Came in Through the Bathroom Window
14.Golden Slumbers
15.Carry That Weight
16.End
17.Her Majesty

 最後にレコーディングされた作品。ジャケット写真に使われた横断歩道はEMIスタジオ前のもので、以来「世界で一番有名な横断歩道」となっているのだろう。因みにタクシーで"Abbey Road"と言えば、"Yeh! Beatles!"と言って、きちんと案内された。
 最後に1枚底力出そうぜといった感じで作成したのか、トータル・アルバムとしてのきらめきを持っていて、"SGT. PEPPER'S"と並んでトップ・アルバムに押す声が多い(ようだ)。トータル・アルバムと書いたが、別に何かテーマがあるわけでもない。ただこの時期のビートルズの最後の力を注ぎ込んだ結果からか、アルバムを通して違和感のないトータルな響きが実感できるという意味である。最初の"Come Together"のイントロから、最後の"The End"のギターが終わるまで、なんとなく透明感のあるサウンドに満ちている。
 但し、"SGT. PEPPER'S"のようにスタジオで時間と手間を一杯かけてという作りではない。アナログ盤A面(1-6)は基本的にジョン中心に、B面はポール中心にレコーディングが進められたようだ。とは言え、シングルA面にしたいとの意向で"Maxwell's Silver Hammer"にポールはかなりご執心だったようで、他のメンバーが呆れるほど何テイクも録ったようだ。結果的にシングル・カットしなくて良かったのだが。
 A面はビートルズらしく各メンバーの曲をバランスよく並べていった構成だが、あえて難点を言えば最後の"I Want You"が少しくどいという所だろうか。ジョンは初期の頃は本当にロックン・ローラーだったが、後期にはブルージーな面も見せていて、この曲もその雰囲気満載だ。
 B面は全てがメドレーと言って良いほどな構成で、ポールお得意のパッチワーク的なアプローチによるものだが、次第に圧巻となって最後へと流れていく。この部分は、もう本当にビートルズが終わりなんだと、既に終わっていることを知りつつもそれを印象付ける。"Because"のイントロ辺りから、この後がすごいんだ、聴きたいんだなこれがという気持ちと、聴いた後に感じる「これでビートルズが終わった」という印象を想起させる部分とが交錯するというジレンマに陥る。
 最後になってやっとGeorgeが花開き、"Something"と"Here Comes The Sun"を収めているのと、ロックのメジャーなアルバムとしては初めてシンセサイザーを使用している(気づかないかも)という点でも、続きがあればなんて思ってしまう。
 "The End"が終わって20秒ほど経ってから、短い"Her Majesty"が入っている。最後に軽く終わらせるのも、らしくて良い。
 これは本来は"Mean Mr. Mustard"と"Polythene Pam"の間に入っていたが、ポールが不要と判断し、エンジニアがテープをカットしたものだった。そのために"Her Majesty"の冒頭部分に"Mean Mr. Mustard"の最後の音がかぶって聴こえる。そしてリーダー・テープを付けて本編のテープの最後に付けておいたものらしい。本来ならアルバムに収録されるはずもないのだろうが、EMIのスタジオでは何でも捨てない方針だったので、そのまま残ってしまった。"Her Majesty"の前の20秒はリーダー・テープの部分のようで、結局はそれを聞いたポールが残しておいた方が良いと判断したようだ。結構良い判断だったかもしれない。

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